2413 婦人用銘仙の着物 着尺 [2bd1c6]

2413 婦人用銘仙の着物 着尺 [2bd1c6]

販売価格: 31900(税込)

在庫数 385枚

商品詳細

群馬県の伊勢崎か桐生のかなり古い銘仙の着尺です。\r紗のように透けた薄物の銘仙は非常に珍しいものです。\r\r黒地に白糸で、3㎝毎に1㎝の間隔をあけた、途切れ途切れの縦縞を織り成しています。\r\r張り付けた商標の品種に締切絣とあります。(写真5枚目)\r当時は多タテ糸を綿の糸で縛り、防染して括り染による染色をして、無地のヨコ糸を打ち込んで織り上げたもので、たて方向のみに絣効果を出しています。\r\r昭和初期のモダン文化の流行に乗り欧米の洋服地デザインの影響を受け大胆でハイカラ、色鮮やかな「模様銘仙」が大流行したそうですが、縞柄を見ますと、それ以前の銘仙かも知れませんね。\r\r夏物の銘仙を探したこともあったのですが、5年程前に生産予定と聞いたこともあるのですが、そのまま見つけることが出来ず、断念していました。\rが、運好く、同業者から譲り受けましたのがこの原反です。\r\r銘仙は一般的な平織りの先染めの絹織物で、玉糸と呼ばれる、玉繭から取った太くて節の多い糸(屑糸)が使われています。\r\r平織とは、タテ糸とヨコ糸を交互に交差させる織り方で糸同士に隙間ができるので、薄手で通気性の良い生地となります。そのため、夏用の着物で用いられることが多いようです。(写真8,9,10枚目)\r\r古い呉服札が銘仙の織り出し部分に付いている写真を載せておきます。\rそれには、この銘仙は28円22銭とか20円16銭とあります。\r\r推測ですが、第二次世界大戦時経済下の特殊な国家統制的流通時代の頃の銘仙ではないかと思います。\r\r日本では、1938年(昭和13)綿糸配給統制規則によって国内綿糸の消費量が規制されたのに始まり、1942年の衣料総合切符制と続き、日用品から生産資材に至るほとんどの物資が統制配給の対象となった時期があったそうです。\r\rCPI(消費者物価指数)によりますと、1944年(S19)の28円は、2019年(R1)の14,365円(513倍)にあたるとのことです。\r\r2023年度のCPIは不明です。\r出品価格はCPIを考えず、資料としての価値を重視したいと思います。\r\r寸法\r閉じたままですので概算となりますが、長さ1185㎝(12m弱)で、着尺1反の長さ、巾は37.5㎝です\r\r中を拡げてしっかり見ていませんが、シミ、汚れ、キズは無いようです。\r見落としのある場合もございます。ご理解の程、お願いいたします。
カテゴリー:レディース>>>浴衣/水着>>>着物
商品の状態:新品、未使用
配送料の負担:送料込み(出品者負担)
配送の方法:佐川急便/日本郵便
発送元の地域:京都府
発送までの日数:1~2日で発送

2413 婦人用銘仙の着物 着尺



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